もくじ
エジプトのオーバーステイの基本ルール
エジプトに滞在する外国人には、通常ビザが必要です。
ビザの有効期限を過ぎても滞在を続けた場合、オーバーステイとなり、エジプト出国時に罰金を支払う必要があります。
罰金の額
エジプトでのオーバーステイに対する罰金はなぜか安く、オーバーステイした期間の長さによって異なります。
- ビザが切れてから3ヶ月以内
1,520 エジプトポンド - ビザが切れてから3〜6ヶ月以内
2,020 エジプトポンド
この様に6ヶ月以降も3ヶ月毎におよそ500エジプトポンドがプラスされる様です。
罰金は空港での出国手続き時に外貨ではなくエジプトポンドで支払います。
エジプトでオーバーステイのリスク
罰金額が本来よりも多く請求されるリスク
エジプトではオーバーステイ自体は重大な犯罪とは見なされず、罰金を支払えば基本的に大きな問題にはなりません。
ただし、エジプトでは担当者によって対応が変わる事があるため、同じ条件であっても罰金額が本来よりも多く請求される可能性があります。
国内移動が制限されるリスク
エジプトでは都市間に検問が多々あり、パスポートチェックが頻繁に行われます。
その際にビザの期限について問われ移動が許可されず元の場所に戻される可能性があります。
宿泊等が拒否されるリスク
宿泊先にもよりますが、ホテルであれば基本的にパスポートのコピーを取るので、その際にビザが切れていることを理由に宿泊できないと言われる可能性が考えられます。レンタカーなど何かを借りたりする際も同様です。
出国手続きに時間がかかるリスク
罰金を支払うための手続きが必要になるため、空港での出国手続きに時間がかかる場合があります。特に混雑している場合や手続きの詳細が明確でない場合、想定以上の時間がかかることが予想されます。
また頻繁にオーバーステイを繰り返すと、次回のビザ申請や入国時にトラブルが生じる可能性があります。
エジプトでオーバーステイをしないために
ビザの延長を申請する
観光ビザは30日までなので、これ以降は更新が必要で最大6ヶ月の延長を申請できます。
シャルムのパスポートセンターでは6ヶ月の延長をもらえる様ですが(6ヶ月以下の期間はない?)カイロのアッバセイヤでは仮に6ヶ月申請したとしても、申請通りになるとは限らない模様。
また以前とは手続きが大きく変わり、ビザ代は150USD(または相当のユーロ、英ポンド)を銀行でエジプトポンドに両替し、その領収書が必須となっている様です。
エジプトで外貨を手に入れることは容易ではないのであらかじめ現金を持っておくとスムーズです。
以前からオーバーステイの罰金よりも延長費用の方が断然高いです。
シナイ半島から入国した場合はシナイ半島でのみ有効な15日間の滞在許可が付与され合計45日以内の滞在が可能です。
再入国をする
ビザが切れる前にエジプトを出国し、再度戻ってくる(また観光ビザ30日が取得できる)方法です。
世界一周中のバックパッカーなど周辺国も訪れる方に適しています。
まとめ
推奨する訳ではありませんが、エジプトでのオーバーステイは罰金を払えば大事にはならないことがほとんどです。
しかし出国手続きがスムーズにいかない場合や、次回の入国に影響が出る可能性もあるため、できる限り避けるのが賢明です。
ただもし数日、数週のオーバーステイで不安に思っている場合はこのように罰金を支払えばまず問題にはならないのでご安心ください。
調べると罰金対象なのに支払いせず出国できたというケースもある。