言葉の遅れのある娘は4歳半〜5歳ごろ特に頻繁に脱走するようになりました。数ヶ月間何事もなく落ち着いたかな?と思った矢先、また脱走をくり返し…というのが1年くらい続きました。
もくじ
発達グレーな娘の特徴
幼児期の娘は、発語の遅れに加え、逆さバイバイ、クレーン現象などがあり…発達に不安ありまくりでした。
4歳半〜5歳ごろは年齢で言えば勝手に外に出て行ったりしてはいけないと普通は理解ができると思いますが、娘の場合、
- 理解が足りなかった時期があった(発達の遅れ)
- 叱られた、退屈など何らかの不満があってその場を離れたい
- やったらダメな事だと理解しているも好奇心が勝る(自分の目的をとにかく成し遂げたい)
などが脱走の主な理由だったのかなと思います。
また、当時ほぼ5歳のため体力と経験や知恵はついている事に加えて、
- 親と離れても泣かない
- 1人でも全然平気
このような特性もあり脱走して迷子になっているものの、本人は泣くどころか楽しんでしまっていました。
娘の脱走事例
幼稚園から脱走
入園当初は教室から頻繁に出て行ってしまうことがあったものの、慣れてきた頃には治まったようでしたが冬休み明けにまた再発し、ついには教室から脱走し園の外まで出て行ってしまいました。ジッと席に座っていられなかったり多動も目立つようになっていた時期でした。
教室からの脱走について、先生からよく言い聞かせて下さいと言われていましたが、毎日のように言ってるよ〜!(泣)
「幼稚園が嫌なの?」と聞いても嫌と言ったり行きたいと言ったり…。発達が実年齢より低いためどこまで理解しているのか、かなり不明瞭でしたが、幼稚園から脱走していた理由はまだ座学は当時の娘にとって難しく退屈だったのかも知れません。
脱走事件後は登園期間残り1ヶ月もなかったので初年度のKG1はこれ以降お休みしました。次年度のKG2では脱走は一度もありませんでした。
自宅から脱走
家から勝手に出て行く理由は主に外に遊びにいくため。色々対策はしてみたものの、それを凌駕する娘。
- 外に設置した脱走防止ドアの下をくぐって脱走 (のちにドア破壊)
- トイレの小窓から外へ脱走
- 網戸をハサミで切って窓から脱走
2mほどの高さにあるトイレの小窓から脱走した時の衝撃と絶望感…しかも夜に、どうやって外壁降りた??
外出したり十分他の子とも遊ばせていると思っていたんですが、娘にとってはまだ足らなかったようです。また当時まだ下の弟が2歳で目が離せなく娘と十分遊んであげられていなかったかも。後は叱られて娘が怒って出ていく事もあった…。
とにかく毎日毎日言い聞かせ&外遊びを増やした。
日本で脱走
発達検査の記事に詳しく書いてありますが、日本からエジプトに戻る前日の夜の7時頃に家から突如いなくなり、かなり肝が冷える思いをしました。
この時はすでに1人で出歩いてはいけない事はわかっている為、見つからないようにこっそり出ていく。この時は自分の目的をとにかく成し遂げたい衝動があった様です。
脱走する子への対策
物理的に脱走できない状況を作る
まずは子供に「どうして脱走してしまうのか?」と聞けると良いのですが、まだ幼かったり、娘のように意思疎通が出来てるのか怪しい場合、脱走する前提で鍵をつけたりドアをつけたりしてしまった方が一番子供の身を守る事ができると思います。
危険な目に遭うかも知れないと教える
理解力がまだ足りない子には難しい場合もあるかも知れませんが、絵本や、子供向け番組などで1人で家を出て行ったりすると起こる危険を教えることで「脱走=危ない・怖い」と教えることが効果的な場合もある様です。
後はもう、毎日言い聞かせるしかない
結局「脱走」は治まった?
現在6歳の娘、日本で脱走した後の約1年は自宅からも、幼稚園からも脱走はありませんでした!ただ未遂や託児所の不注意があったりしたので、まだ完璧に治まったとは言い難いですが、概ね治ったと言っていいでしょう。
託児所に迎えに行く途中、前方から歩いてくる娘&息子と道でばったり遭遇したことが1回あった(荷物も全部持って家に帰ろうとしたらしい)
娘の場合、時間(成長)が解決したというのが大きいと思います。
脱走をくり返していたのは、やはり言葉で伝えることが苦手だったからでしょうか、成長と共に言葉で気持ちを伝えることができる様になってからは格段に脱走しなくなっていきました。
2017年 生まれ